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ショートフィルムとWebサービス⑦〜ドローンとVRのハナシ。その1〜

ショートフィルムとWebサービス⑦〜ドローンとVRのハナシ。その1〜

こんにちはkuboba-です。
ショートフィルムとWebサービスに関する連載、第7回目は「ドローンとVRのハナシ。その1」をお送りします。

昨年頃から、映像表現(技法)として、「ドローン」と「VR(Virtual Reality)」が話題となっています。
「どうやってそんな動画作っているの?」と疑問に思っている方も多いので思いますので、数回に分けて簡単な解説をおこないます。

ドローン(Drone)とは?

自律飛行(遠隔操作)可能な無人航空機の名称(英語の雄ミツバチの意)です。これに遠隔操作可能なカメラを搭載し、さらにカメラのブレを抑えるためのスタビライザーを装着し撮影を行います。
通常航空機(ラジコン飛行機含む)はフラップやラダーといった翼の一部を操作することで飛行しますが、ドローンはその様な操作を極力自動化し「自律飛行」を可能にしています。
これにより、実際の飛行機を使用する事なく、容易に空中撮影が可能となりました。

業務用ドローンとホビー用ドローンに分類される

数年前、公共の場所(首相官邸とか。。)でのドローン使用が社会的に問題となり、2015年にドローンを対象とした航空法が改正されました。
これにより

  • 人口の集中地域での飛行禁止
  • 高度150メートル以上での飛行禁止
  • 人、建物での30メートル以内での飛行禁止
  • 夜間の飛行禁止
  • 目視以外での飛行禁止
  • イベント会場での飛行禁止
  • 公共の場所や空港付近での飛行禁止、など
    (これらの場所での飛行を行うためには国土交通省の飛行許可が必要となる。)

詳しくは国土交通省のHPを参照して下さい。

また、上記の規制の対象となるのは、機体+バッテリーの総重量が200g以上の物と定義されています。
これにより現在

  • 高性能なカメラを装着した業務使用用途のドローン(総重量200g以上)
  • 安価かつ軽量なホビー用途のドローン(総重量200g以下)

に棲み分けされる状況となりました、つまり総重量200g以下のドローンに限れば誰でも気軽に撮影飛行が体験できます。

業務用は2オペからワンマンオペの流れへ

撮影現場でのドローンは「撮影担当」、「飛行担当」の2オペレーションでの運用が多く、ドローン本体+カメラ+バッテリ等の付属品で車一台分ぐらいの荷物スペースが必要になるケースもある様です。

しかし、2016年9月29日に業界最大手のドローンメーカーDJIから画期的な業務用ドローンが発表されました。

DJI「Mavic Pro」


(画像引用元)
http://store.dji.com/jp/product/mavic-pro?site=brandsite&from=buy_now_bar

折り畳み可能な750g小型な機体!なのに業務使用に耐える機体仕様に4Kカメラ搭載!!
この様に今後はワンマンオペレーションによるドローン使用の可能性が高くなり、ドローン導入の促進につながるでしょう。

また現在、廉価なホビー用ドローンも多く発売されており、ドローンに対する敷居が低くなりました。

ドローンの今後とまとめ

ドローンを導入する事により大きく映像表現の幅が広がりました。
もちろん映像だけではなく

  • 宅配サービスなどのビジネスに利用する
  • 遠隔医療や災害時の人命救助などの医療福祉サービスに利用する
  • リモートセンシング(地表調査)や動物の生態調査など学術研究や教育用途に利用する等、

幅広い活用が見込まれます。
さて、次回は「ドローンとVRのハナシ。その2」としてVR(ヴァーチャル・リアリティ)について解説したいと思います。

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