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ショートフィルムとWebサービス④~女優 平岡亜紀インタビュー・前編~

ショートフィルムとWebサービス④~女優 平岡亜紀インタビュー・前編~

こんにちはkuboba-です。
ショートフィルムとWebサービスに関する連載、第4回目は、ショートフィルムから長編作品まで幅広く活躍されている女優の平岡亜紀さんへのインタビュー記事です。今回はその前編(役者を目指したきっかけ、ショートフィルム作品に出演する想いについて)をお送りいたします。

kuboba-
本日はよろしくお願いいたします。 始めに、演技に興味を持ったきっかけについて教えて下さい。

ブロードウェイのミュージカルを観た感激が役者になるきっかけに

平岡
元々両親の勧めで幼稚園生の頃からダンスを習っていました。 バレエから始まり、小学生の頃はバトントワリング、 高校生になってからは、ストリートダンスを始めて、ニューヨーク・マンハッタンのダンス学校に短期留学しました。 その留学中に、ブロードウェイのミュージカルを観てとても感激し、ダンスだけではなく芝居もやってみたい!と思うようになりました。

kuboba-
ブロードウェイのミュージカルが役者となるきっかけとなった訳ですね。

平岡
はい、特に16、17歳の多感な時期だったのもあり、ブロードウェイのミュージカルには本当に感動し、影響を受けました!!
それから芝居を習い始めたわけですが、 最初に芝居を教わった先生が、ゴリゴリの映画人で、「芝居を習いたいなら、ともかく映画館にいけ!」という感じでした(笑) どんどん映画の世界に魅了されていったのはその影響です。
初めて映像のお仕事をしたのは、携帯配信ドラマで、役付きのレギュラー出演でしたが、台詞がトータルで5行ぐらいだったのを覚えています。

kuboba-
ショートフィルムに出演されたきっかけはどのようなものでしたか?

平岡
とある女優さんの紹介で「ウォーク・アンド・スウィングスルー」(ワタナベカズキ監督)という作品に出演したのがきっかけですね。 最近は「家族ごっこ」(内田英治監督)、「埠頭、深夜」(利重剛監督)などの作品に出演しています。

kuboba-
近年は園子温監督(*1)作品に多く出演されていますが、どの様なきっかけで監督の作品に出演したのですか?

平岡
2013年にワタリウム美術館で開催された寺山修司展 「ノック」という展示会がありまして、 その展示会での「グレイテスト・ヒッツ・テラヤマ」という園子温監督が監修された朗読劇に出演したのがきっかけです。 30人位の役者が集まったんですが、とにかくアピールしなきゃ!と物凄く頑張りました。
それからしばらく経ったあと、 「アキちゃん、園子温監督からオファーがきたよ!」 と言われた時は本当に驚きました。 「TOKYO TRIBE」(2014年公開)に出演し、「みんな!エスパーだよ!」(2015年TVドラマ)、「リアル鬼ごっこ」(2015年公開)等の作品に出演しています。

kuboba-
園子温監督の印象は、いかがでしたか?

平岡
園監督はとても真剣で厳しい方です。芝居のことだけではなく現場での態度であったり、言葉遣い等でも注意して下さいました。

ショートフィルムと長編ムービーの違い

kuboba-
ショートフィルムからメジャーな長編ムービーまで出演されていますが、どんな違いを感じますか?

平岡
ショートフィルムは小規模な場合が多いので、監督とじっくりお話ができ、親密度が高く安心してお芝居ができると思っています。 大規模作品だとそういうのは少し遠慮がちになってしまいますね。

kuboba-
なるほど、だからショートフィルムは短時間ながら、実験的かつ濃密な作品が多い訳ですね。
ところで平岡さんはフィルムフェスに参加された事がありますか?

平岡
はい、私が出演している作品が招待され、参加しています。 最近は、ショートフィルム「わたしのまち」(丸山隆監督)の出演者として、群馬県の「きりゅう映画祭」に参加しました。
実は、出演オファーを受けて初めて映画祭の存在を知ったのですが、現地にいってみると本当に盛り上がっていましたね。 2,000人ぐらい入る大きな会場で、普通の映画館よりも大きいスクリーンで作品が上映されています。
また、今年ニューヨーク滞在中に「トライベッカ・フィルムフェスティバル(*2)」が開催されたので、園監督も参加されていることもあり、わたしもフェスに参加しました。 トライベッカの町中が映画祭で盛り上がっていて、タクシーの運転手さんが「トライベッカフィルムフェスがもうすぐ始まりますね!」と話しかけてくれるなんてこともありました。

kuboba-
平岡さんは、いろんな作品や監督を通じて、さまざまなフィルムフェスに参加されているんですね!

さて、次回の後編では、そんな平岡さんにIT、Webサービスの活用法やそれらに望むことをインタビューします!お楽しみに!!

平岡亜紀さんの出演作の最新情報はブログやTwitterをチェックして下さい。

平岡亜紀Offical blog

ameblo.jp/aki-hiraoka

平岡亜紀Twitter

@zunzunzunpa

PROFILE

横浜出身。高校生の時にNYにダンス留学した際に触れたブロードウェイのミュージカルに影響を受け、役者活動をスタートさせる。 役者としての資質を映画監督の利重剛や園子温から評価され、後に利重剛とはショートフィルム「埠頭、深夜。」、園子温とは「TOKYO TRIBE」、「みんな!エスパーだよ!番外編~エスパー、都へ行く~」、「リアル鬼ごっこ」にて出演することになる。 上記の作品以外に、群馬の桐生映画祭制作作品「わたしのまち」(丸山隆監督)や、ショートショートフィルムフェスティバル上映作品「家族ごっこ」(内田英治監督)、東京国際映画祭スプラッシュ部門コンペティション選出作品「下衆の愛」(内田英治監督)などに出演している。現在も公開作品が待機中。

WORKS

  • 2015 TV「びったれ!!!」第2話 長澤裕美役
  • 2015 TV「みんな!エスパーだよ!番外編 ~エスパー、都へ行く~」カリナ役
  • 2015 映画「ラブ&ピース」
  • 2015 映画「家族ごっこ」洋子役
  • 2015 映画「リアル鬼ごっこ」タエコ役
  • 2015 映画「わたしのまち」大橋莉子役
  • 2015 映画「埠頭、深夜。」ミユ役
  • 2015 舞台 劇団K助プレゼンツ公演「オムニー7」"BIDAN"
  • 2016 映画「下衆の愛」大根女優役

(*1)園子温監督
作家性の強い作品が特徴、現在「売れっ子監督」と評される映画監督の一人。 近年の監督作品として「新宿スワン」(2015年)、「ラブ&ピース」(2015年)、「リアル鬼ごっこ」(2015年)など多数。

(*2)トライベッカフィルムフェスティバル
俳優のロバート・デニーロが主催するアメリカ最大規模のインディペンデント国際映画祭

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