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グラフィックデザイナーがWEBデザイナーになって驚いたこと。

グラフィックデザイナーがWEBデザイナーになって驚いたこと。

こんにちは!二回目の登場。デザイナーのまなです^^

前回は、デザイナーが実作業を始める前にやっていることをまとめました。読んでくれましたか?まだ!という人は、よかったら読んでみてくださいねー。

>>「デザイナーの下ごしらえ」


さて、今回は、表題にもあるこちらについてき書きたいと思います!

グラフィックデザイナーからWEBデザイナーになって驚いたこと

わたしはほんの半年前まで、「htmlはわかるよ!(10年前の)」「css…?なんか聞いたことある…」という状態の完全なる紙専門デザイナーでした。
前職は、雑誌の仕事をしていたので、自社メディアをCMSで更新する程度のことはやっていて見たことはあったんですけどね。本当に見たことはある、という状態でした。

そんな、根っからのグラフィックデザイナーだったわたしが、WEBデザイナーになったことで、驚いたことをいくつか挙げました。これからWEBデザイナーになる方の参考にもなるかも!

フォトショでレイアウトしている!

紙のデザインでは、Photoshopは本当にサブ的な役割で、写真を加工することにしか使いません。目をつぶってでも使えるわ〜って感じのIllustratorやIn Designに比べて、不慣れな点も多いです。

SVGの登場もあって、今ではIllustratorを使うことも多いですし、Sketchを使う会社も増えていると思いますが、
Photoshopはまだまだ現役!!
⌘2(ロック)や⌘3(非表示)が使えなかったり、レイヤーの考え方が違ったりという苦悩に、もぉ〜!!ヽ(*`Д´)ノとなる日々です。Adobe様のフォトショチームとイラレチームが、早く結婚してくれることを願っています(笑)

工数で作業時間を計っている!

WEB業界の方は逆に驚くかもしれませんが、WEB以外のデザイン業界には「工数」という考え方はありません。

工数とは、「この作業はこれくらいの時間がかかりますよ」と事前に数値化しておくことです。
もちろん事前になので、良くも悪くもその通りにならないこともありますが、工数を元に予算組みをするので、びっくりするような無茶なスケジュールを組まれてしまって大変!なんてことを防ぐことができます。

印刷業界や広告業界は、作業時間に対してではなく制作物に対して値段をつけるので、A4チラシ1枚の仕事と10ページもののパンフレットが、同じスケジュールなんてこともあるくらいです。

もちろん、デザインは実作業だけではないので、なかなか工数だけでは計れないようなところも多く、工数との付き合い方はけっこう難しいですが、工数があるおかげで救われている部分も多いのかなぁと思っています。

ワイヤーフレームという指標がある!

ノンデザイナー出身の方の悩みの種・ワイヤーフレームです(笑)
これは紙のデザインにはありません。サムネイルやテキスト原稿が近いでしょうか?

ワイヤーフレームはいいですね!
何を入れるか事前に決まっているというのは、デザイナーにとっては本当に楽です。紙ではそれがないので、要素からデザイナーが考えることも多いですし、デザインができてから要素が増えたり減ったりすることも日常茶飯事。気づけばキャッチコピーやテキストから全部なんてこともザラです。

その点、ワイヤーフレームがあれば、デザインする前からディレクターさんやお客様の間で、「この要素はこの辺に入れよう」とか「これがあるなら、あれも必要だ」みたいな話し合いがされているので、回避できることも多いです。

ただ、ワイヤーフレームはノンデザイナー出身の方には、とっても大きな壁!
ワイヤーフレームにデザインが引きずられてしまって「ワイヤーフレームのまんまじゃん!」と言われてしまうことも。
もちろんそのままのデザイン案は必要ですが、ワイヤーフレームは「細かいデザインはデザイナーにお任せ」という状況。やっぱりワイヤーフレームを満たしつつ、全く違うデザインも求められるんですよね。

動作を考えなくてはいけない!

WEBデザインは紙と違って動きます。
例えば雑誌の場合なら、読者の動作は「めくる」しかありません。だから常に左上を意識して作っていれば、とりあえず大丈夫でした。

しかし、WEBは
ユーザーがリンクを押しやすいようにマウスオーバーを入れたり
画像をスライドショーで動かしたり
ハンバーガーメニューで押したら開くメニューを作ったり
アニメーションを入れてスクロールに合わせて動いたり
とにかくあっちもこっちも動きます。

WEBを動かしているのは、その多くがJavascriptです。これが大変(笑)おそらくデザイナーのほとんどが右脳重視なクリエイター脳なのに対して、プログラミングは左脳的。デザイナーが泣いてたら、ほぼここだと言っていいと思います(笑)
逆にデザインが上手くいかない、デザイナー向いてないかも…と悩んでいる人は、ぜひフロントエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか?もしかしたら道が開けるかもしれません!!

とはいえ、動かせることによって、ユーザーに見せられることは増えました!例えば、紙に動画を載せるなんて不可能ですからね。
狭い範囲でもたくさんの情報をユーザーに与えられるのは、WEBってすばらしい!と思う点のひとつです。

まとめ

まだまだたくさんありますが、今回は4つの点を挙げてみました。

これからWEBデザイナーになろうという方は「なんかWEBって大変そう…」と思ったかもしれません。
いやいや、そんなことないですよ!!
WEBの仕事は、1つの案件にたくさんの人が関わります。つまり助け合えるということ!気づけばあれもこれもデザイナーの仕事…になってしまう紙よりも、分業が前提のWEBは、デザイナーを自由にしてくれるかもしれません。(現にBTMはほとんどの人が定時で帰ります!)

少しでも興味がある人はぜひぜひ挑戦してみてください!

次回もまたデザインについて書きたいと思います。

ではまた!^^

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